□ H18年12月期 A-05  Code:[HJ0304] : 倍率器の抵抗を切替えた時の電流変化から未知の倍率器の抵抗値を求める
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2022年
12/31 12月期問題頁掲載
09/01 08月期問題頁掲載
05/14 04月期問題頁掲載
H1812A05 Counter
無線工学 > 1アマ > H18年12月期 > A-05
A-05 図に示す回路において、スイッチSWをa、b、cの順に切り替えたところ、直流電流計は、それぞれ2 [mA]、0.5 [mA]及び0.4 [mA]を指示した。このときの抵抗RXの値として、正しいものを下の番号から選べ。ただし、直流電流計の内部抵抗は零とする。
 4 [kΩ]
 5 [kΩ]
 6 [kΩ]
 8 [kΩ]
12 [kΩ]
問題図 H1812A05a
Fig.H1812A05a

 この問題は、電気回路の問題に入れようか、計測の問題にしようか迷いました。「抵抗計」の問題のような気もするので、計測に分類しましたが、オームの法則で解けてしまうので、実質的に電気回路かもしれません。

[1]3つのパターンについて式を立てる

 スイッチの位置は3箇所で、それぞれについて動作した時の記述が問題文中に入っています。回路はスイッチの切替に関して全く独立ですから、オームの法則で3つの方程式が立てられるはずです。
 しかも、問題文では、電流計の内部抵抗は無視してよい(零)と言っているので、考え方に難しいところはありません。
Fig.HJ0304_a 倍率器の切替えと回路の状態
Fig.HJ0304_a
倍率器の切替えと回路の状態
 まず、値を定義します。この系は、電流計と倍率器の抵抗R0からなっています。スイッチの端子a,b,cに接続されている抵抗をそれぞれRa,Rb,Rcとします(ない場合は0 [Ω])。電源電圧をE、スイッチをa,b,cに切り替えた時の電流計の指示値を各々Ia,Ib,Icとすると、以下の3本の方程式が成り立ちます。
 スイッチがaの時…
 E=Ia(R0+Ra) …(1)
 スイッチがbの時…
 E=Ib(R0+Rb) …(2)
 スイッチがcの時…
 E=Ic(R0+Rc) …(3)
となります。
 以下は、問題を解くテクニックで本質ではありませんが、式を立てるときに、どのケースでも同じ値になるもの(保存量)を片方の辺にもってくると計算が楽になりますし、見通しも立てやすくなります。この問題なら、電池の起電力はいつも変わらないので、これを左辺にもってきました。
 後は、問題にある数値にあわせて未知数についてこれらの方程式を解くだけです。

それでは、解答に移ります。
 まず、この問題ではRa=0 [Ω]です。また、(1)=(2)とおいて、Eを消去して、R0を求めてしまいます。
 Ia0=Ib(R0+Rb)
 ∴ R0=Ibb/(Ia−Ib)…(a)
(a)式に、Ia=2 [mA]、Ib=0.5 [mA]、Rb=3 [kΩ]を代入すると、
 R0=1 [kΩ]
と分かります。また、(1)とIa=2 [mA]、R0=1 [kΩ]であることから、
 E=2 [V]
であることが分かります。
 ここで、問題のRXはRcですから、(3)式に求められた各値とIc=0.4 [mA]を代入して、Rcについて解けば、
 Rc=E/Ic−R0
   =2 [V]/0.4 [mA]−1 [kΩ]=4 [kΩ]
となりますから、正解はと分かります。