無線工学を基礎から学ぶ第１級アマチュア無線技士平成24年12月期問題ページ



無線工学 > １アマ > H24年12月期無線工学の基礎　１アマ無線工学平成24年12月期　の目次解説・解答を見るには、問題右下の[X-24 解説・解答]をクリックして下さい。
■ 概要
No.	Code	問題要約
A-01	HA0310	二つの導体球電荷を与えた後に接続し、電荷の移動量を計算する
A-02	HA0704	棒状の物質に巻いたコイルのインダクタンスと、巻き数・面積・物質の透磁率との関係
A-03	HB0501	交流電源に抵抗とリアクタンスからなる回路の有効電力、無効電力、皮相電力等の計算
A-04	HB0401	損失のある並列共振回路。励振電流と電源電圧の関係、共振時の数値計算
A-05	HB0106	抵抗のみの回路で、スイッチを切替えて変化する電流・電圧等の計算
A-06	HC0102	マイクロ波を直接発振する素子の名称
A-07	HC0104	トランジスタと電界効果トランジスタの図記号とバイポーラ・MOS形の判別、性質
A-08	HB0601	CRまたはLRからなる２素子の回路の矩形波に対する時間応答波形
A-09	HD0607	論理回路の回路図と論理式の対応
A-10	HD0403	移相法によるSSB変調器の構造と原理、フィルタ法との比較
A-11	HE0302	AM変調で、無変調時の出力電圧と変調度から、変調時の出力電圧を求める公式
A-12	HD0105	増幅器・減衰器等の入出力、利得（損失）、スプリアス規定等のデシベル計算
A-13	HE0601	パルス変調方式に用いるアナログ信号のデジタル化方式の説明
A-14	HE1102	TVI/BCI防止で送信側又は受信側で取るべき対策
A-15	HF0106	FM受信機の各構成要素・回路方式等の特徴をAM受信機と比較する
A-16	HF0701	受信機で混変調が起こる原因
A-17	HF0102	受信系の等価雑音温度の定義と公式
A-18	HG0502	電源の出力波形からリプル率の計算
A-19	HG0203	ブリッジ全波整流回路でダイオードが故障で開放になった際の出力波形・電圧
A-20	HH0301	平衡型アンテナを不平衡型給電線に接続した場合に起こる現象と対策
A-21	HI0801	電波防護指針と電力束密度計算の方法
A-22	HH0205	電圧反射係数（複素数）からVSWRを計算する
A-23	HI0301	周波数帯による電波伝搬の違い（電離層波・地表波・直接波）
A-24	HJ0802	デジタル電圧計の動作とA/Dコンバータの動作原理・特徴
A-25	HJ0503	補助電極を用いた接地抵抗の測定方法
B-01	HA0104	表皮効果の特徴と、その対策の高周波回路への適用例
B-02	HC0303	トランジスタの電気的特性（直流特性・周波数特性）
B-03	HH0505	スリーブアンテナの構造と電気的特性（指向性・インピーダンス等）
B-04	HI0505	デリンジャ現象の起こるメカニズムと特徴
B-05	HB0204	単相全波整流を用いた計器の名称と可動コイル形指示計器の値から波形率を計算

今回は、A-10以外で新問はありません。A-03とA-08は内容的には従来の解説ですが、切り口が少し違うので、解答を作成しました。その他は、以下の表から類似問題の解答・解説を参照下さい。
（H21年度以降は新問のみを解答・解説の対象としています。）

A-01	数値が違いますが、H2008A01をご参照下さい。
A-02	選択肢の順が異なりますが、H1708A01の解説をご参照下さい。
A-04	問題文が違いますが、H2312A04をご参照下さい。
A-05	数値が違いますが、H2004A04をご参照下さい。
A-06	選択肢の順が異なりますが、H1904A06をご参照下さい。
A-07	選択肢の内容が異なりますが、H2008A06をご参照下さい。
A-09	選択肢の形式が異なりますが、H2004A08をご参照下さい。
A-11	選択肢の順が異なりますが、H2008A13をご参照下さい。
A-12	数値が異なりますが、H2012A12をご参照下さい。
A-13	設問の形が異なりますが、H1808A08をご参照下さい。
A-14	選択肢の順が異なりますが、H2212A15をご参照下さい。
A-15	選択肢の順が異なりますが、H2012A15をご参照下さい。
A-16	選択肢が異なりますが、H1604A16をご参照下さい。
A-17	選択肢の順が異なりますが、H1908A16をご参照下さい。
A-18	数値が違いますが、H2004A17をご参照下さい。
A-19	選択肢の順が異なりますが、H1912A17をご参照下さい。
A-20	選択肢の順が異なりますが、H2008A21をご参照下さい。
A-21	選択肢の順が異なりますが、H2408A22をご参照下さい。
A-22	数値が違いますが、H1904A19をご参照下さい。
A-23	選択肢の順が異なりますが、H2004A22の解説をご参照下さい。
A-24	選択肢が異なりますが、H2008A25をご参照下さい。
A-25	数値が違いますが、H1804A25をご参照下さい。
B-01	選択肢の順が異なりますが、H1904B01をご参照下さい。
B-02	選択肢の順が異なりますが、H2012B02の解説をご参照下さい。
B-03	選択肢の順が異なりますが、H1704B04をご参照下さい。
B-04	選択肢の順が異なりますが、H2004B04をご参照下さい。
B-05	問題の形式が異なりますが、H1804B04をご参照下さい。

A-03

図に示すＲＬ直列回路において、抵抗Ｒで消費される電力の値として、最も近いものを下の番号から選べ。ただし、コイルＬのリアクタンスＸ_Lは20 [Ω]とする。

１	125 [W]
２	177 [W]
３	250 [W]
４	320 [W]
５	500 [W]

Fig.H2412A03a

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[A-03]↑ [A-08]↓ [A-03 解説・解答]

A-08

次の記述は、図１に示す回路について述べたものである。［　］内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。

　図１に示す回路は［Ａ］回路とも呼ばれ、入力端子に図２の(a)に示す幅Ｔの方形波電圧を加えたとき、出力端子に現れる電圧波形は図２の［Ｂ］である。この回路と同様の出力波形が得られるのは、図２の［Ｃ］の回路である。ただし、ｔは時間を示し、各回路の時定数はＴより小さいものとする。また、図中のＲは抵抗を表す。

Fig.H2412A08a

	Ａ	Ｂ	Ｃ
１	積分	(ｃ)	(ｄ)
２	積分	(ｂ)	(ｅ)
３	微分	(ｃ)	(ｄ)
４	微分	(ｂ)	(ｄ)
５	微分	(ｃ)	(ｅ)

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[A-03]↑ [A-10]↓ [A-08 解説・解答]

A-10

次の記述は、ＳＳＢ（Ｊ３Ｅ）波の発生方法について述べたものである。［　］内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。

(1)	フィルタ法では、まず、平衡変調器やリング変調器を用いて、［Ａ］を発生させ、次に、いずれか一方の側波帯のみを取り出す。

(2)	図は、移相法によるＳＳＢ変調器の構成例を示したものである。この方法は、フィルタ法に必要な急峻な［Ｂ］が不要な反面、信号波の全域にわたり平坦な位相特性を有するπ/2移相器が必要である。デジタル信号処理の発展に伴うデジタル移相器の実現により、この方法が実用化されている。

Fig.H2412A10a

	Ａ	Ｂ
１	抑圧搬送波両側波帯	帯域フィルタ（ＢＰＦ）
２	抑圧搬送波両側波帯	帯域除去フィルタ（ＢＥＦ）
３	低減搬送波単側波帯	帯域フィルタ（ＢＰＦ）
４	低減搬送波単側波帯	帯域除去フィルタ（ＢＥＦ）

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[A-08]↑ [End]↓ [A-10 解説・解答]

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