無線工学を基礎から学ぶ第１級アマチュア無線技士平成29年12月期問題ページ



無線工学 > １アマ > H29年12月期無線工学の基礎　１アマ無線工学平成29年12月期　の目次解説・解答を見るには、問題右下の[X-25 解説・解答]をクリックして下さい。
■ 概要
No.	Code	問題要約
A-01	HA0306	真空中の平行平板コンデンサの電極間に任意の厚みの誘電体を入れた時の容量計算
A-02	HA0703	コイルの電気的性質（自己インダクタンス、リアクタンスと周波数や位相、コアの有無）
A-03	HB0104	抵抗からなる回路網の合成抵抗・枝の電流・未知の抵抗値等の計算
A-04	HB0601	CRまたはLRからなる２素子の回路の矩形波に対する時間応答波形
A-05	HB0205	周波数が既知の正弦波交流の位相差と時間差の対応
A-06	HC0202	可変容量ダイオード（バリキャップ）の動作原理。印加電圧と空乏層の厚さの関係
A-07	HC0303	トランジスタの電気的特性（直流特性・周波数特性）
A-08	HC0403	電界効果トランジスタの相互コンダクタンスの定義
A-09	HD0304	ハートレー回路で、共振回路のコンデンサ容量変化時の周波数の変化率計算
A-10	HD0605	NOT AND OR等の組合せ回路と真理値表の対応
A-11	HE0302	AM変調で、無変調時の出力電圧と変調度から、変調時の出力電圧を求める公式
A-12	HE0510	PLL変調器を用いたFM送信機のブロック図
A-13	HE0404	SSB送信機の終段電力増幅回路の回路図。回路の構成や各部品の働き
A-14	HD0105	増幅器・減衰器等の入出力、利得（損失）、スプリアス規定等のデシベル計算
A-15	HF0606	受信機で発生する相互変調の発生原理
A-16	HF0503	FM受信機の振幅制限器の動作原理
A-17	HG0705	リチウムイオン蓄電池の特性や他の蓄電池との比較
A-18	HG0204	整流回路＋平滑回路の出力電圧から入力交流の実効値を計算
A-19	HH0502	1/4λ垂直接地アンテナの特性（指向性・インピーダンス・電流分布）・動作
A-20	HH0704	半波長ダイポールを用いたアンテナの相対利得測定と八木アンテナの利得計算
A-21	HH0510	ホーンアンテナの構造と動作原理、特徴
A-22	HI0502	電離層の擾乱現象のうち、地磁気嵐とデリンジャ現象の特性と発生原因の対比
A-23	HI0501	ラジオダクトの発生原理と伝搬の特徴
A-24	HJ0301	電流計と電圧計を含む測定回路で、回路内部の抵抗で消費される電力の計算
A-25	HJ0503	補助電極を用いた接地抵抗の測定方法
B-01	HA0101	電気現象の説明とその名前の対応
B-02	HD0802	PLLの構成を表す文章
B-03	HF0301	AGC回路の働き
B-04	HI0402	等価地球半径の考え方
B-05	HJ0502	デジタルマルチメータの構造（ブロック図）と動作原理

既出・類問については、以下の表から類似問題の解答・解説を参照下さい。
（H21年度以降は新問のみを解答・解説の対象としています。）

A-01	数値が違いますが、H2512A01をご参照下さい。
A-02	選択肢の内容が異なりますが、H1908A02をご参照下さい。
A-05	数値が違いますが、H2008A03をご参照下さい。
A-06	選択肢の内容が異なりますが、H1912A06をご参照下さい。
A-07	H1712A07をご参照下さい。
A-08	選択肢の順が異なりますが、H1808A07をご参照下さい。
A-09	数値が違いますが、H1808A10をご参照下さい。
A-10	選択肢の内容が異なりますが、H1712A08をご参照下さい。
A-11	選択肢の順が異なりますが、H2008A13をご参照下さい。
A-13	問題の形式が異なりますが、H2012A13の解説をご参照下さい。
A-15	選択肢の内容が異なりますが、H2008A14をご参照下さい。
A-16	選択肢の順が異なりますが、H1304A18をご参照下さい。
A-17	選択肢の内容が異なりますが、H2004A18をご参照下さい。
A-18	数値が違いますが、H1812A17をご参照下さい。
A-19	選択肢の順が異なりますが、H2004A21をご参照下さい。
A-20	数値が違いますが、H1804A18をご参照下さい。
A-21	問題の形式が異なりますが、H1908A20をご参照下さい。
A-22	選択肢の順が異なりますが、H1508A23をご参照下さい。
A-23	選択肢の内容が異なりますが、H1304A23をご参照下さい。
A-24	選択肢の順が異なりますが、H1708A24をご参照下さい。
A-25	数値が違いますが、H1804A25をご参照下さい。
B-01	選択肢の順が異なりますが、H1912B01をご参照下さい。
B-02	選択肢の順が異なりますが、H1704B01をご参照下さい。
B-03	選択肢の順が異なりますが、H1908B03をご参照下さい。
B-04	選択肢の順が異なりますが、H2008B04をご参照下さい。
B-05	選択肢の内容が異なりますが、H2012B05をご参照下さい。

A-03

図に示す直流回路において、直流電流Ｉ₁の値が3 [mA]のとき、直流電圧Ｖ₃の値として、正しいものを下の番号から選べ。

１	2 [V]
２	3 [V]
３	4 [V]
４	6 [V]
５	8 [V]

Fig.H2912A03a

[Top]↑　　[End]↓

[A-03]↑ [A-04]↓ [A-03 解説・解答]

A-04

次の記述は、図１に示す抵抗Ｒ [Ω]と静電容量Ｃ [F]の直列回路の過渡現象について述べたものである。［　］内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。ただし、初期状態でＣの電荷は零とし、ｅは自然対数の底とする。

(1)	スイッチＳを接(ON)にして直流電圧Ｖ [V]を加えてからの電流ｉ [A]は経過時間をｔ [s]とすれば次式で表される。　したがって、Ｓを接(ON)にした瞬間（ｔ＝0 [s]）の電流ｉ [A]は、［Ａ］[A]である。
(2)	ｔ＝0 [s]からの静電容量Ｃの電圧ｖ_c [V]の変化は、図２の［Ｂ］である。
(3)	ｔが十分経過したとき（定常状態）のＣに蓄えられる電荷量は、［Ｃ］[C]である。

Fig.H2912A04a

Fig.H2912A04b

	Ａ	Ｂ	Ｃ
１	Ｖ/Ｒ	(1)	ＣＶ
２	Ｖ/Ｒ	(2)	Ｖ
３	０	(1)	Ｖ
４	０	(2)	ＣＶ

[Top]↑　　[End]↓

[A-03]↑ [A-12]↓ [A-04 解説・解答]

A-12

図は、直接周波数変調方式を用いたFM(F3E)送信機の構成例を示したものである。［　］内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。

Fig.H2912A12a

	Ａ	Ｂ
１	電圧制御発振器(VCO)	低域フィルタ(LPF)
２	電圧制御発振器(VCO)	高域フィルタ(HPF)
３	周波数逓倍器	高域フィルタ(HPF)
４	周波数逓倍器	低域フィルタ(LPF)

[Top]↑　　[End]↓

[A-04]↑ [A-14]↓ [A-12 解説・解答]

A-14

次の記述は、表に示すスプリアス発射及び不要発射の強度の許容値と、50 [MHz]帯F3E空中線電力10 [W]の送信設備の測定値との関係について述べたものである。［　］内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。ただし、表中の基本周波数の平均電力及び基本周波数の搬送波電力は、当該送信設備の空中線電力の値と等しいものとする。

(1)	上記送信設備の、帯域外領域におけるスプリアス発射の強度の測定値が50 [μW]であった。これは、許容値の1 [mW]以下である。また、基本周波数の平均電力10 [W]より60 [dB]低い値（許容値）は［Ａ］である。よって、帯域外領域におけるスプリアス発射の強度の測定値50 [μW]は、許容値を［Ｂ］。

(2)	同設備の、スプリアス領域における不要発射の強度の測定値が1 [μW]であった。この場合、当該不要発射の強度の測定値は、許容値を［Ｃ］。

Fig.H2912A14a

	Ａ	Ｂ	Ｃ
１	1 [μW]	超えている	超えている
２	10 [μW]	超えている	超えていない
３	100 [μW]	超えていない	超えている
４	1,000 [μW]	超えていない	超えていない

[Top]↑　　[End]↓

[A-12]↑ [End]↓ [A-14 解説・解答]

無線工学の基礎 １アマ無線工学平成29年12月期 の目次

無線工学の基礎　１アマ無線工学平成29年12月期　の目次